スタッフ紹介③(照明)
ヒノキ花粉に悩む新入生も、そうじゃない新入生もこんにちは!
照明の遠藤(3年 社会学部)、岡山(3年 商学部)です!
照明からは、今までコギトがどのような照明をつくってきたのか、どのように照明をつくっていくのかをお伝えしたいと思います!
「照明って明かりを照らすだけじゃないの?」
と思ったそこのあなたに、ぜひともこの記事を読んでほしいです!
1過去公演の照明
2017年度7月公演『赤い泉のほとりの夢』より
2016年度卒業公演『めぐりめぐりゆく、(残響)』より
2017年度卒業公演『折り鶴』より
照明の大切な仕事。それは今いる世界とは違った空間を作り出すことです。
言わずもがな、映画や小説と違って、演劇はストーリーの世界が、お客さんが観ているその場に現れます。
照明がつくった世界
例えば上の写真、一枚目にはお面をかぶった人たちがいますね。赤い光やスモークマシンを使って、現実ではない世界、またどこかまがまがしさすら感じさせる世界。そういった世界を作る際には照明は欠かせません。
一方で二枚目は、全体として寂しさが漂いますね。照明は色を変える”ゼラシート”と呼ばれるシートを通したり、色温度(光が持つ色のこと。高いと青白く、低いとオレンジになる。星もそうですね。)を変えたりして発する光の雰囲気を変え、場の雰囲気を変えることができます。
また三枚目のように、重要なシーンでメインとなる役者に照明を当て、際立たせ、ストーリーに強弱をつけることもできます。
照明は”第二の役者”と呼ばれるほど表現できることが多彩で、奥が深いものです。
「現実ではない世界」を現実につくりだすことができてしまうのです。
そこが照明の醍醐味であり、また舞台の醍醐味なのです。
2どのように照明をつくっていくのか?
では次に照明を舞台上に実現していくまでのステップを紹介していきます!
音響と同じように照明も脚本や演出さんの作風・意向に沿ったものを表現していくので、この相談する部分が大切になっていきます。
演出のイメージと照明のイメージをすり合わせる作業ですね。
②照明機材を吊って、調整する
脚立に上って、役者や舞台上が効果的に照らせるように調整します。
③実際に操作する。
操作にはこの二台の照明卓を使います!
上の照明卓は舞台上を照らしたり、役者を照らすときに使う照明を操作するときに使います。フェーダーと呼ばれるつまみを上げ下げすることで照明の光量を調整します!
下のはLEDの照明を使うときに操作するもので、雷や火事といった特殊効果を表現するときに使うことが多いです。
④稽古の中で実際に試して、納得のいくまで調整と操作の稽古!稽古!稽古!
役者と同様練習あるのみです。
特に照明は役者以上にミスがはっきりとわかってしまう役職なので、失敗しないように練習することが本当に大切になってきます。
~おわりに~
照明の良さや楽しさが少しでも伝えることができたらうれしいです。
しかしもっともっと照明の醍醐味を体験してもらいたいと思ってます!
4月13日から始まる新歓公演では、公演の終了後に実際に音響と照明の操作を体験できるコーナーがあります!
ぜひ劇場に公演を観に来て、そして実際に体験しに来てください!お待ちしてます!
以上、照明担当でした。最後まで読んでいただきどうもありがとうございます!
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劇団コギト2018年度新歓公演『ヒーロー』
【日時】
4/13(金)19:15
4/14(土)14:30/18:30
4/15(日)14:30/18:30
4/16(月)19:15
開場はそれぞれ開演の30分前を予定しております。
終演後に音響・照明の体験会があります。
【場所】
一橋大学西キャンパス学生会館1階
コギトアトリエ
【料金】
無料(カンパ制)
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