演出挨拶
こんにちは。新歓公演『ヒーロー』の脚本・演出をしております、長澤実柚です。
いよいよ明日が公演の初日となりました。
少しだけ、この作品についての話をしようと思います。
私がこの作品を書き始めたのは去年の8月の頭ごろのことでした。その約2カ月前に「脚本書くとかあまり考えてない…」とか言ってたことなんて忘れたかのように、何の前触れもなく書き始めました。
私は小っちゃいころから人のがっかりした顔を見るのが嫌いでした。
いや、そもそも好きな人ほとんどいないでしょうけど。
誰かが内心失望したりしていないか、そんなことをすごく気にしていました。
さらに言ってしまえば、断れない女でした笑
私は多分、優しい人になりたかったんでしょうね。
だからでしょうか、「期待」の物語を書こうと思いました。
期待する人と、それに応える「優しい」人のお話を。
演出をやることになり、稽古が始まってからは悩むことも多くありましたが、私の伝えたいことはずっと変わらずありました。
でも私はこの作品を一言で表せって言われたらたぶんできないです。
強いとも、弱いとも、優しいとも、辛いとも、どれでも言える気がするし、どれでも表せない気もします。
どんな思いでもいいです。皆様の心に響くものがあればいいなと思っています。
劇団コギト新歓公演『ヒーロー』は明日初日です!
多くの皆様のご来場、心よりお待ちしております。
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